規格を考える
杭
ボードウォークを固定する柱であり、地中におよそ50cm〜1m打の深さで差し込まれます。使用する工具は「穴スコ」と呼ばれる直径20cm程の穴をあけるスコップとツルハシ、バール。80%程の深さの穴にこの杭を差し込み大型のカケヤにて、固定されるまで打ち付けます。
材質はカラマツ等の樹脂成分の多い材料を使用し、地中に入る先端部は防腐材を塗りつけておきます。運搬や作業しやすい太さを選定してください。余りにも太くて長い杭だと、ボードウォークが長くなればなるほど、運搬が困難となります。ボードウォーク工事で、一番重いのが杭でしょう。左右の杭間距離は、基本として2mに設定します。
枕木
鉄道のそれではありません。左右の杭を連結し,上部にレール材を設置するボードウォークの安定レベルを決定する部品です。しっかりと水準器によって水平を確保し、設計強度に耐えるボルトによって、杭と枕木とを固定します。
強度の目安は、降雪量や設計強度によって異なりますが、およそ1スパン(杭間距離)2tとなります。1スパン強度とは、左右の杭2本に連結された枕木が2箇所(杭間距離3m〜4m)の合計4本の杭にかかる強度を示します。よって、1本のボルトにかかる負担は、1/4より多めの 800kg 〜1tの重さに耐える剪断強度が必要です。
レール材
基本的に枕木と同じ規格を選んでください。これによって、材料コストの低減ができると共に、レールと枕木とを区別なく使用することができます。レール材はボードウォークのしなりを左右します。一度テストされてから、使用者の安心できるしなり・たわみを選びましょう。同じ規格の材料でも、木材の種類や品質によって、強度は大幅に異なりますので、注意しましょう。
レール材は枕木間に3本渡されます。各々、次のレールにボルトで連結されます。また左右のレールは直接杭にボルトにて固定されます。
この工事が強度を決定する大切な工事となります。固定ボルトは杭と枕木に使用された同じダイヤメーターの太さを選ぶことによって、関連部品や工具の種類を少なくすることができます。
敷き板材(ペイント板)
長さ2m 幅20cm程度の板が目安です。厚みは材料に乗っかり、たわみを確かめた後に決定しましょう。よって、厚み4cm程度となります。
車輪止め材
車椅子の車輪を止める角材で、同時に、敷き板の反りのばらつきを一定にする役割を果たします。1.5寸角程度でしょう。
概ねこれらの材料によって、ボードウォークは構成されています。この材料すべてに共通することは、運べる重さであり、これによってボードウォークは、山林深く入っていくことができるのです。
管理を考える
ボードウォークというものは、一度造れば朽ちることなく永遠にそこに存在するものではありません。それなりの保守点検によって安全が保障され、破損した部分は常に補修が必要となってきます。また、補強する部分も出てくるでしょう。
場所によっては、除雪を必要とすることもあります。雪が振る前に、目印の棒を立てておくことなどの配慮も大切です。
1年で500m延びたなら5年後にはその500mを保全しなくてはならない、と考えましょう。その行為がボードウォークを造りっぱなしにせず、大切に育てる要因となるのです。
このように、ボードウォークは設置される場所によって環境の影響を受け、各々違ったスタイルを取っていくことになります。アメリカのボードウォークも同様に、各地各々の環境に適した木道へと変貌しています。
コストを考える
1スパン4mとすると、敷き板は1mで5枚なので20枚必要になります。1枚1,000円の募金だと、1スパンの総コストは20,000円と計算し、材料購入を決定しなければなりません。

付随施設を考える

1. フォレストライブラリー / 多目的広場
フォレスト・ライブラリーは自然の図書館です。だからといって、図書は必要としません。なぜなら、この場所から見える全てが自然の蔵書なのです。のんびりと時間をつぶしたり、食事をするのにも最適です。
2. 悪天候待避小屋 / ボランティア・ホスピタリティー
悪天候の際の避難小屋は、通常はボードウォークヒストリー・ミュージアムとして、この道の製作の歴史が展示されています。また、この場所に募金箱を設置し、工具を借りて作業することにもなります。ボランティアの憩いの場として、地元の方の湯茶サービス等もここで行われます。
3. インデペンデンス・トレール
入口まで辿り着くインデペンデンストレールが必要です。この道は、大きな砂利などを省き、車椅子でゆっくりと進むことのできる道にしなくてはなりません。
4. ボランティア・メッセージボード
ボランティアメッセージボードには、工事の手順やボードウォークの定義が書かれており、協力を要請します。
5. インフォメーション・ボード
入り口には、ルールやこの道の意義を示したメッセージボードが必要です。その先がインデペンデンスボードウォークとなるわけです。
6. ユニバーサル・キャンプサイト
子どもたちも、障害をもつ方も、お年寄りも、妊婦さんも、赤ちゃん連れの方もみんなが利用できるキャンプサイトができれば、最高ですね!
7. インデペンデンス・ボードウォーク
8. 自然体験ゾーン
釣り竿などの常設してある場合は、障害をもつ方は無料で、それ以外の方は板を打つことによって使用できる、釣り場や小川に触れられる体験ゾーンも可能です。







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